以前、日常的に使用している食器から人体にとって有害な「鉛」や「カドミウム」が含まれている可能性があるというお話をしました。
しかし、実は、もっと危険な化学物質が含まれている可能性があるタッパー(プラスチック容器)のお話をしていきます。
プラスチック容器に潜む意外な落とし穴?安全に使いこなすためのポイント
私たちの生活に欠かせないタッパーなどのプラスチック容器。残り物や作り置きのおかずを保存するのにとても便利ですが、電子レンジで温めると、熱や酸、油により「ビスフェノールA(BPA)」や「フタル酸エステル類」と呼ばれる化学物質が溶け出し、不妊症、乳がんの可能性、精子の異常リスクが高まる場合があることをご存じでしょうか?

この成分は、プラスチックを丈夫にしたり柔軟にしたりするために使われており、食品と接触することで少しずつ食べ物や飲み物に溶け出す可能性が指摘されています。こうした化学物質の基礎知識と、安心してプラスチック容器を使うためのポイントをご紹介します。
1. ビスフェノールA(BPA)とフタル酸エステル類とは?
ビスフェノールA(BPA)

画像提供:Ben Mills, Wikimedia Commonsより, CC BY-SA 3.0.
- プラスチック素材(ポリカーボネート)などの原料として使われる化学物質です。
- BPAは環境ホルモン(内分泌かく乱物質)の一種であり、摂取量によってはホルモンバランスに影響を与える可能性があるとも言われています。
フタル酸エステル類
- プラスチックを柔らかくする“可塑剤”として用いられます。
- 種類によっては健康に影響を与える恐れがあるとして、EUなど海外では一部のフタル酸エステル類の使用を制限する動きがあります。
2. どんなときに溶け出しやすいの?
BPAやフタル酸エステルが食品に溶け出すリスクが特に高まるのは、「高温」や「酸性・脂肪分の多い食品」を扱う場合とされています。

- 電子レンジ加熱
プラスチック容器に食品を入れたまま加熱すると、高温によって化学物質が溶け出す可能性が高くなります。 - 油分・酸との接触
カレーやトマトソースなど、酸性・脂肪分が多い料理を長時間入れておくと、容器から成分が移行しやすいと言われています。

特に電子レンジの使用時は気をつけて!適した容器か確認しないと、プラスチックの成分が食品に移るかも…。
フタル酸エステル類は主に柔軟性を高めるために使用される可塑剤であり、一般的に硬いタッパー(ポリプロピレンやポリカーボネートなど)には含まれないことが多いです。
硬いタッパーが一部の柔軟性を持たせる必要があるパーツ(例: 蓋のシール部分やパッキン)にフタル酸エステル類が使用される場合があります。また、製造工程で別の化学物質と混ざるリスクがゼロではありません。古い製品や低品質品のリスク
- 古いタッパーや安全基準が緩い時代に作られたものでは、フタル酸エステル類が使われている可能性があります。
- 信頼できないメーカーや非常に安価な製品にも注意が必要です。
3. 安全に使うためのポイント
ポイント1:表示やマークを確認する
- 「BPAフリー」「フタル酸エステル不使用」と明記された製品を選ぶのが安心です。
- プラスチック容器には底面にリサイクルマークや素材表示があります。たとえば「PC(ポリカーボネート)」表示がある場合にはBPAの使用が疑われるので、気になる方は別の素材のものを選ぶのも手です。

今使っている容器、裏返して確認してみて!
意外と知らないマークがついているかもしれない。
ポイント2:電子レンジには使い方を工夫する
- 耐熱温度が明記されていないプラスチック容器は避ける、もしくは電子レンジでの使用を控える。
- 安心のため、加熱にはガラス容器や陶器を使うのも有効です。
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ポイント3:プラスチック以外の素材も検討する
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ポイント4:劣化した容器は早めに買い替える
- 長く使って表面が傷ついていたり変色したりしているものは、傷から化学物質が溶け出しやすくなります。
- 蓋や本体の劣化が見られる場合は、安全性を優先して新しい容器へ切り替えましょう。

お気に入りのタッパーでも、傷が多くなったらありがとうの気持ちでお別れを。健康第一です。
4. それでもプラスチックを使いたい!メーカーに聞いてみた
安心して使える物を知りたくて、メーカーに直接問い合わせてみました!
聞いた内容は以下の内容です。

現在、健康面に配慮した食品保存容器(特にタッパー)を探しています。
フタル酸エステルやBPAなどの有害物質を使用せず、安全性が確認された素材で製作された製品を使用したいと考えています。
そのため、貴社のタッパー製品について以下の点を確認させていただきたく存じます。
- 貴社のタッパー製品は、すべてフタル酸エステルやBPAを使用していないものとして安全に利用できるものでしょうか。
- 一部の製品でこれらの物質が使用されている場合、該当する製品を教えていただけますでしょうか。
「マーナ」に極 冷凍ごはん容器を聞いてみた

うーん
安心そうな打ち出しをしているけれど
曖昧な回答ですね…。
「ジップロック」でおなじみの旭化成ホームプロダクツに聞いてみた
すぐに回答が返ってきました!
「クレラップ」でおなじみの株式会社クレハに聞いてみた
安全性をアピールしているプラスチック製保存容器
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● 用途を意識して使い分ける
- 短時間の保存や冷蔵保存であれば、溶け出しリスクは比較的低いと考えられます。
- 必要以上に長期間食品を入れておかないように気をつけるだけでも安心感が違います。
● 小まめにチェックするクセを
- 底面の表示や耐熱温度を確認し、適切な温度帯で使いましょう。
- 耐久性が落ちていないか定期的に見直すことも大切です。


👆ちゃんとBPAフリーと記されています


もち子は「キャン★ドゥ」で見つけました♪ちゃんとBPAフリーの記載をしているタッパーもあるのですね♪
便利なプラスチック容器だけど、安全性を意識して使いこなすことが大事!
ちょっとした工夫で、日常の保存ライフをもっと安心&快適に♪
- 「BPAフリー」などの安全表示をチェック!
- 電子レンジには耐熱対応のものを使う。
- ガラスやホーローをうまく活用してリスクを回避。
もち子も毎日の料理でプラスチック容器を使うけど、使い方を見直すことで安心感が全然違ってきます!ぜひこの記事を参考に、日々の食生活をより安全で楽しいものにしてね!
5. 毎日の食卓を安全に彩るために
近年、BPAやフタル酸エステル類に対する研究は進んでいて、一定量を超えなければ問題ないとも言われていますが、あなたの大切な人のためにも「リスクを減らせる対策」を取ることが大切です。
特に小さなお子さんや妊婦さんなど、体が敏感な方は念には念を入れて容器を選ぶとよいでしょう。
こうしたちょっとした心がけによって、毎日の食卓がさらに安心・安全で豊かなものになります。
プラスチック容器は便利ですが、「使いこなす」ことで食生活や健康へのリスクを下げられるはず。ぜひ、今回の記事をヒントに、ご家庭のタッパーや保存容器の使い方を見直してみてはいかがでしょうか?
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